【編入】過去問の解答がない時の対処法|独学者が使える添削・解答入手術

編入試験

令和8年度の3年次編入試験で、神戸大学と東京農工大学の両方に合格しました。

編入試験では「過去問の解答が公式に存在しない」のがほぼ当たり前です。

編入塾に入れば、日々の指導に加えて過去問添削まで面倒を見てくれることも多いですが、費用が高いのも事実です。金銭的な面で、塾に入るのは難しいという人もいると思います。

そこで、今回の記事では「塾に入らずに、過去問の解答や添削を得る現実的な手段」を、私の体験も交えながらまとめます。

過去問を使う目的

前提として、過去問を使う目的は点数を取ることそのものではなく、その大学の出題の癖を把握することにあります。

過去問演習で点数が低くても、それ自体で落ち込む必要はありません。
一度間違えた問題を、次は確実に解ける状態にするくらい丁寧に復習すれば、十分に挽回できます。独学では特に、点数に一喜一憂するより、「どんな情報を回収できたか」「どれくらい吸収できたか」を重視する方が伸びます。

独学者が過去問から回収すべき情報は、主に次の3つです。

頻出分野

過去問を複数年分見ると、「毎年必ず出る範囲」と「長年ほとんど出ない範囲」が見えてきます。
この偏りを掴んで、勉強の優先順位を決めるのが最重要です。

例えば私の受けた神戸大学理学部化学科では、分析化学(例えばpH計算や沈殿平衡など)は全然出題されないので、神戸大学の対策としては分析化学に手をつけていませんでした。

問題傾向

同じ化学でも、大学によって求められる力はかなり違います。
たとえば、

  • 複雑な計算問題が中心なのか
  • 定義や原理を正確に説明させる記述問題が中心なのか
  • 途中式・導出過程をどこまで書かせるのか

など、傾向がはっきり分かれることが多いです。

また、同じ分野でも 計算問題と記述問題では対策のアプローチが異なります
過去問を通して、演習のやり方(解く量や暗記の仕方)が最適化できます。

難易度

その大学がどの程度の理解を求めているのか、つまり問題の難易度感を把握することも重要です。
理想を言えば全分野を完璧にするのがベストですが、時間は有限なので、独学では特に優先順位をつけて仕上げる必要があります。

さらに分野ごとに出題担当が違うことも多く、「この分野は毎年易しめだけど、別の分野は急に難しい」といった偏りが出ることも珍しくありません。

過去問の解答を得る方法

ここでは、入塾せずに過去問の添削や解答を手に入れるための手段を、価格の高いものから順に3つ紹介します。

①過去問添削サービスを利用する

塾の中には、入塾せずに添削のみ受けられるプランを用意しているところがあります。
「独学だけど、答案の弱点をプロに潰してほしい」人に向いてます。

例えば、私は以下のサービスを利用したことがあります。

京都中央ゼミナール過去問添削サービス

メリット

  • 入塾金・年間授業料なしで、必要な分だけプロの添削を受けられる
  • 独学で気づきにくい 「減点される書き方」(論理の飛び、条件不足など)を指摘してもらえる
  • 答案の型を習得することができる

デメリット

  • 他の手段に比べて費用が高めです。
  • 添削に2週間程度かかることもあり、試験直前だと間に合わない可能性があります。

②合格者が販売している過去問解答を購入する

編入試験の合格者が、noteやBOOTHなどで過去問の解答を販売している場合があります。
独学者にとっては現実的な選択肢ですが、買う前の確認が重要です。

以下、購入前のチェックリストです。

  • 何年度の合格者か(直近ほど出題傾向が近い)
  • 連絡手段があるか(SNS・メール等。質問できると安心)
  • 解答の形式(途中式の有無/図の扱い/根拠の明記)

メリット

  • 業者に頼むよりも安価
  • 実際の合格者なので、合格レベルの答案がどのようなものなのかわかる

デメリット

  • 作成者はプロではなく「合格した学生」なので、精度にバラつきがある

③AIに課金して解答を生成してもらう

近年はchat GPTやGeminiなどの生成AIの精度がどんどん上がっており、問題のPDFや写真を送ればある程度正しい解答が得られます。

メリット

  • 「この式変形の根拠は?」「別解は?」など、対話で深掘りできる
  • 画像/テキスト→即解答でスピードが速い
  • 月額数千円で使える場合もあり、使い方次第でコスパが良い

デメリット

  • もっともらしい誤答が混ざることがある
  • 図・グラフ・条件の読み取りを誤ることがある

よって、ある程度自分で解答の正誤を判断できるレベルになってからの使用がおすすめです。また図やグラフを読み取れない場合はテキストで説明する必要が生じ手間がかかります。

④大学の先生・先輩に聞く

編入試験は大学2〜3年生レベルの問題であることが多いので、その分野の専門である先生や、より先のことまで学んだ先輩に聞くことも有効な手段です。

メリット

  • 無料で相談できる(金銭的な負担が少ない)
  • 専門性が高い相手に聞ける

デメリット

  • 質問するハードルが高い(相手の時間を使うため)
  • 忙しい時期は返信が来ない/時間を取ってもらえないこともある

以下、失敗しにくい相談のコツです。

  • いきなり丸投げせず、自分の解答案を添える
  • 質問点を1〜2個に絞る
  • 必ずお礼をする

⑤編入受験のコミュニティでお互いに添削する

X、Discord、オープンチャットなどで、同系統の受験者と同じ過去問を解き合い、お互いの解答を添削する方法もあります。
独学で一番つらい「孤独」も解消できる手段です。

メリット

  • 無料でできる
  • 他人の解き方を見ることで、発想の引き出しが増える
  • 「自分が説明できないところ=基礎の理解が浅いところ」が浮き彫りになる

メリット

  • 自分も相手も解答が確信できず、結局わからないままになることはあり得る
  • 他の受験生に自分のレベルを知られるのが嫌、という人もいる
  • そもそもコミュニティが見つからない/過疎で機能しない場合もある

まとめ

編入の過去問は解答がなくて当たり前。
独学者は「自力で解答を作る→裏取りする→必要な箇所だけ添削や他者の力で補強する」の順で進めるのが最短です。
解答はゴールではなく、本番で解ける状態を作るための手段。自分に合う方法を組み合わせて、過去問を“得点源”にしていきましょう。

編入試験の過去問は解答がないので困っている人も多いと思います。

独学者は、「自力で解答を作る→教科書や参考書で確かめる→必要な箇所だけ、外部サービスや他者の力を借りる」という順で効率よく進められると思います。

解答作りが目的にならないように、注意してください。あくまでも、解答は本番で解ける状態を作り合格するための手段です。

自分に合う方法を組み合わせて、編入試験合格に向けて勉強を進めていきましょう。

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