令和8年度の3年次編入試験で、神戸大学理学部化学科と東京農工大学工学部応用化学科に合格しました。
今回の記事では、編入試験の過去問を解いた後の復習方法について解説します。
過去問演習をしていると、
- 点数が低くて落ち込む
- 解いて終わりになってしまう
- 復習が大事だとは分かるけれど、何をすればいいのか分からない
という悩みを抱える人は多いと思います。
私自身も、過去問演習の点数に一喜一憂してしまうことはありました。
しかし、過去問演習で最も重要だったのは点数そのものよりも復習の質です。
この記事では、私が実際に意識していた復習の観点と、自作の過去問ノートを使った具体的な復習方法についてまとめます。
過去問を解いた後、どのように力へ変えていけばよいのか悩んでいる方の参考になれば嬉しいです。
この記事でわかること
- 編入試験の過去問演習で、点数より復習が重要な理由
- 復習するときに意識したい観点
- 私が実際にやっていた過去問ノートの使い方
- 過去問を何度も周回するときの考え方
点数よりも復習が重要
過去問演習をすると、どうしても点数ばかりに目が向いてしまいがちです。
もちろん、本番形式で解いた結果として点数を把握すること自体には意味があります。
ただ、過去問演習の本当の価値は、何点取れたかではなく、解いた問題からどれだけ学べたかにあると思います。
実際、私は直前期に東京農工大学の直近の過去問演習で50点台を取ってしまったことがありました。それでも最終的には合格することができました。
この経験からも、過去問の点数はその時点の実力の一部を示すにすぎず、それだけで合否が決まるわけではないと感じています。
大切なのは、点数が低かったときに落ち込んで終わるのではなく、なぜできなかったのかを分析して次につなげることです。
過去問演習の点数については、別の記事でも詳しくまとめています。
過去問の復習で意識したい5つのポイント
過去問の復習では、単に
- 答え合わせをして終わる
- 点数だけ見て一喜一憂する
などでは不十分です。
私が過去問の復習をするときに特に重要だと感じていたのは、次の観点です。
①間違えた問題を、自力で解けるようにする
まず大前提として、解けなかった問題は、次に同じような問題が出たときに自力で解ける状態にする必要があります。
答えを見て「なるほど」と思うだけでは、本番では再現できません。
「わかる」と「解ける」では大違いです。
大切なのは、答えを隠した状態でも自分で解法を再現できるかです。
②答えだけでなく、導き方や考え方まで確認する
たまたま答えが合っていても、導き方が曖昧なことはあります。そのため、正解・不正解だけで判断するのではなく、
- なぜその式を立てるのか
- どの知識を使うのか
といった考え方の流れまで確認することが大切です。
③類題を解いて定着させる
間違えた問題そのものを復習することが重要なのはもちろんですが、1問だけ復習して終わりにすると、理解が浅いまま終わることがあります。
特に、苦手分野や頻出分野で間違えた場合は、参考書や問題集から似た問題を探して追加で解くとかなり定着しやすくなります。
④問題に出てきた理論や公式を自分で説明・証明する
過去問で問われる内容は、単なる暗記では不十分で、理論をしっかり理解していることが前提になっていることも多いです。
そのため、問題を解いて終わりではなく、
- 公式がどう導かれるのか
- なぜこの条件でこの式が成り立つのか
まで掘り下げると、本番で応用しやすくなります。
⑤曖昧な知識を放置しない
「何となく見覚えがある」「たぶんこうだったはず」といった曖昧な理解は、過去問演習の段階で潰しておくべきです。
本番では、曖昧な知識ほど崩れやすいです。
過去問で少しでも怪しいと感じた箇所は印をつけておくなどして、その都度調べ直し自分の言葉で説明できる状態まで持っていくことが大切です。
過去問ノートに書いていたこと
私は過去問の復習用に、「過去問ノート」という専用のノートを作っていました。(下の画像は実際に使っていたものの1冊です)

やり方はシンプルで、見開きの左のページに問題をコピーして貼り付け、右のページに解答や考え方、公式の証明、周辺知識などを含め全てまとめていました。
このノートを作った理由は、過去問を一度解いて終わりにせず何度も復習して自分のものにするためでした。
私は紙で解いて復習する方が勉強しやすかったのでノートを使っていましたが、タブレットなどにまとめても大丈夫です。
過去問は、普通の演習問題とは重みが違います。
出題形式や傾向、頻出分野、その大学が受験生に求めている力が詰まっているので、最重要の教材として扱うべきだと思います。
過去問を何度も周回するために保存しておく
普段の問題演習であれば、裏紙などに解いてそのまま捨てても問題ない場合もあると思います。しかし、過去問だけは別です。
私は、過去問を解いたときの解答用紙も含めて残していました。
なぜなら、過去問は何度も周回する価値がある教材だからです。
1回目に解いたときはできなかった問題でも、復習後にもう一度解くと成長がよく分かります。また、見返すことで、
- どの問題を何回間違えたか
- どこが自分の弱点なのか
- どの分野は定着してきたか
が見えてきます。
過去問演習1周目では、教科書や参考書を調べるなどして解答を作成しながらの答え合わせでしたが、2周目以降は自分でまとめた過去問ノートを解答として答え合わせをしていました。
過去問を「使い捨ての問題」ではなく、「本番まで繰り返し使う教材」と考えることが大切だと思います。
本番で直前の確認にも使った
私は、試験本番の直前確認にも、自作の過去問ノートを使っていました。
遠方受験だったこともあり、重たい教科書や参考書を何冊も持ち運べる状況ではありませんでした。そのため、直前に確認したいポイントを1冊にまとめた過去問ノートがとても役立ちました。
特に過去問ノートには、自分が間違えやすい問題や、頻出分野、解き方の流れ、注意すべきポイントを整理して書いていたので、直前の見直し教材として非常に使いやすかったです。
その大学の頻出分野や出題傾向が急に大きく変わらない限り、数年越しに同じパターンの問題が出ることは十分にあり得ます。その観点でも、過去問ノートは本番直前の確認に向いていると感じました。
最後に:復習で成長した感覚
何年分も、そして複数校の過去問を解いて復習するというサイクルを繰り返していくうちに、少しずつではありますが、成長を感じるようになりました。
過去問を解くと不安になってきて「本当に合格できるのだろうか」と途方に暮れることもありました。
それでも、間違えた問題を見直し、解き方を整理し、もう一度解くという地道な作業を繰り返していくと、少しずつ「見たことがある」「この考え方を使えばいい」と分かる瞬間が増えていきました。
もちろん、復習したからといってすぐに完璧にできるわけではありません。忘れてしまうこともあるし、同じようなミスをして落ち込むこともあります。
それでも、何度も何度も過去問と向き合う中で、昨日まで解けなかった問題が少しずつ解けるようになっていく感覚は確かにありました。
復習は地味で、時間もかかって、正直しんどいです。けれど、その積み重ねこそが本番で自分を支えてくれる力になるのだと思います。
過去問を解いて終わりにするのではなく、復習を通して自分のものにしていくこと。その繰り返しが、合格へ近づく一番確かな道だと感じました。
すぐに結果が出なくても大丈夫です。
過去問と丁寧に向き合った時間は、きっと本番であなたを支えてくれるはずです。
最後まで、自分の積み重ねを信じて頑張ってください。


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